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2023.11.27 氷山モデル

経営企画グループT木です。
先日、研修設計についての勉強会に参加した際に気になった「氷山モデル」についてご紹介します。

その前に、まずは「コンピテンシー」についてです。
「コンピテンシー」とは、いわゆる「できる人」や「ハイパフォーマー」が共通して持っている特性や能力などの行動特性の事です。
この「コンピテンシー」を組み合わせたり体系的に整理することで人事評価や、採用、能力開発などに活用されています。

この考えの元を作ったのがデイヴィット.C.マクレランドさんです。
「氷山モデル」とは、「業績の高さと学歴や知能はさほど比例することなく、高業績者にはいくつか共通の行動特性がある」というもので、
氷山のように他者から見える「行動や業績、態度、技能」には、目には見えない「知識やマインド、価値観、性格、資質」など潜在的な部分が大きく影響を与えており、実際に浮かんでいる氷山→「成果」は、その目では見えない潜在的な部分が動かしているとするものです。

コンピテンシーを活用する際には「目には見えない部分」の行動特性を分析し評価の基準とするケースが多いようです。
ただ、デメリットもあるようで、確かにこの文章を書きながら、実現するのはなかなか困難な道のりだろうなと思います。
理想的で論理的である反面、基準が多様化している中ではその基準を定期的に見直す必要があるのではないでしょうか。
なかなか人事評価などは奥が深いですね!

もう一つ、マクレランドさんが提唱したもので有名なのが「欲求理論」です。
人の欲求には①達成②権力③親和④回避の4つの動機・欲求があるとする理論です。行動は多きにせよ少ないきにせよこの基本的な欲求に引きずられてしまい、これらの動機によって私たちは動かされている・・・という考えです。

①達成・・・目的を達成して成功の喜びを味わうために努力したい
②権力・・・他者をコントロールしたい
③親和・・・友好的で密接な対人関係を結びたい
④回避・・・失敗や困難を回避したい
というような感じでしょうか。

それぞれの種類ごとに人が分かれているというわけではなく、それぞれ様々な割合で影響し合っているということのようで、杓子定規に考えることは危険です。
その人それぞれに合った意欲の引き出し方があるということですね。
「氷山モデル」の通り、実際に見えるものは5%で、あとの95%は見えない部分が影響しているということなので、物事や人物などについては多角的に見ていきたいですね。

セキュリティも多角的に見ていきましょう。
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