2020.07.17
マスキングシステムについて
総務企画室の小藤です。
突然ですが「マスキング」ってご存じですか?
う~ん、・・・マスキングテープなら知ってるけど、という方も多いと思います。
実は「マスキング」とは「覆い隠す。包み込む」ことです。
今回はこのマスキング技術を活用したソリューションについてご紹介します。
YAMAHAの『スピーチプライバシーシステム』です。
こちらはYAMAHAが独自に開発した「会話を音で包み込む」システムです。
会議などの話し声を外部に漏らさないようにするスピーチプライバシー対策は昔から行われていますが、そのほとんどは「大音量のノイズで会話音をかき消す」仕組みでした。
YAMAHAは音のプロとして、全く新しいものを開発しました。
それは、話し声を素材に合成した「情報マスキング音」で会話内容をカモフラージュする仕組みです。
「話し声は聞こえるが内容はわかりにくい」という状況をつくりだし、ノイズ方式よりも小音量でスピーチプライバシーを快適に守ることにしました。
それはこんなイメージです。
不快な大音量ではなく、森の音や川のせせらぎといった心地よい音で、話している内容を聞こえにくくマスキングすることができます。
当社では本社1Fの「Flat room」につけています。
今日は同じ時間に別の課がそれぞれミーティングをしてました。
目線はファブリックパネルカーテンで隠し、会話音はスピーチプライバシーシステムでマスキングしています。視線も話し声も気になりません。
今は3密を避けるために空間にも様々な工夫が必要です。
密閉しないこのような「音のカーテン」も効果的ですね。