2020.07.27 ガーミン頑張れ！
ＩＣＴセンター中村です。
ガーミンというメーカーがあります。
アメリカで1989年に創業され、GPS技術を利用した通信機器や携帯機器を製造販売している会社です。
そのスポーツ用製品の１つに時計型のゴルフ用ウェアラブル端末があり、スマホと連動し、クラウド上にデータを上げて、パソコンでもその情報を活用することができます。
これを5月購入し、それ以来コースに出るたびに重宝しています。
41,000以上のゴルフコースのデータを持ち、形状やグリーン、バンカーまでの障害物までの距離はもちろん、１打毎の飛距離や使ったクラブの番手までスコアと一種に記録することができます。
また、過去のスコアもクラウド上に記録し、パソコンでスコアの管理だけでなく分析も可能という優れものです（うまくはならない）。
ところが、25日のプレーのスコアを見ようとしたら、サーバーに接続できないというメッセージ（英語で）が表示されるではないですか・・・。
調べてみると、顧客のデータを管理しているサーバーが、7月23日に「ランサムウェア」に攻撃されたことで、コンピュータシステムが暗号化され、未だ復旧しいてない様子です。
あるニュースサイトによると、WastedLocker（ウェイステッドロッカー）というランサムウェアに感染したことでシステムがロックされ、いわゆるハッカーから10億円程度の身代金（ランサム）を要求されているのではないかという情報が載っています。
顧客情報が流出したのではなく、システムが暗号化されたことによる障害らしいので、最悪の事態ではないのかもしれませんが、世界的に影響が出ています。
ガーミンは軍事用にも採用されているメーカーです。狙われるべくして狙われたのかもしれません。
とりあえず、データ喪失という最悪の事態になりませんように・・・。
コロナウイルスの情報争奪戦など、サイバーセキュリティの動向から、目を離すことが出来ません。
皆さんアンテナを高くしましょう。