ウッドデッキ完成と「ケボニー化」
総務企画室の小藤です。
7月後半から始めた自宅のウッドデッキの補修DIY工事。
8月中に完成する予定でしたが、週末の天候不順(完全に乾いていないとできないため、前日まで雨が降っていると×)や想定外の電動サンダーの故障につき、9月まで延びてしましました。
特に電動サンダーの故障は、部品をメーカーから取り寄せしなければならず(特殊な部品でホームセンターには売っていない)、時間が掛かりました((+_+))
なんだかんだで完成したのがこちら
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汚れているように見えますが、今回木目を生かすために「クリア―」塗装を使用したためです。
ちょっと古材っぽくなって、まずまずの満足度です(^^♪
ただ、自分で行う作業としてはなかなかハードなDIYでした。
「天然木は定期的なメンテナンスが必須」ではありますが、だんだん年を取ってくると、このような作業は大変です。
最近は木の雰囲気に近い樹脂のウッドデッキ(腐食しない、塗装の手間がいらない)も出ていますが、今のところは「天然木」と「樹脂木」の差は見れば歴然です。
そこで私が期待しているのが「ケボニー化」です。
『世界を変える100の技術』という本にも紹介されていましたが、木材にケボニー化という処理を施すと、強度が増し、腐敗しにくくなるようです。
※「ケボニー化」・・・カナダのニューブランズウィック大学で開発され、ノルウェーのケボニー社が実用化した技術。
トウモロコシの穂軸やサトウキビの搾りかすを原料として生成したフルフリルアルコールを木材に含浸、熱を加えて重合させる。
すると、細胞壁内の空洞にフラン樹脂が詰まって密実になり、木材の硬さや腐朽に対する抵抗性が上がる。
ケボニー化処理を施した木材は欧州ではなんと「最大30年間の品質保証」を付けているそうです。メンテナンスフリーで天然木と遜色ないなんてスゴイ技術ですよね。
弊社もオフィスに天然木を活用していますが、日本に多い杉(スギ)もこのような新技術で新たな需要が生み出せそうです。