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2021.09.29 最近読んだ本とメルケル首相

総務企画グループT木です。

最近読んだ本のご紹介をしてみようかなと思います。
「名画で読み解く プロイセン王家12の物語」作者:中野京子

中野京子さんといえば「怖い絵」のシリーズが有名ですが、大分前に日経新聞に広告が掲載されていて気になっていたので読んでみました。
そもそも「プロイセンてどこ?」と思う方も多いと思います。世界史でもごたごたしたあたりに出てくる国というイメージが強いのではないでしょうか?
プロイセンと言えば、「フリードリヒ大王」と「鉄血宰相ビスマルク」が有名どころかと思います。端的に言うと「フリードリヒ大王」はプロイセンの領土拡大による大国化により、後のドイツ帝国の礎を築いた人物で、「鉄血宰相ビスマルク」はドイツ帝国統一の中心人物です。

「名画で読み解く」という趣旨でしたが、一番印象に残ったのが、ビスマルク暗殺未遂事件の当時の新聞の挿絵で、自分の暗殺を自分で易々と阻止するビスマルク(暗殺に来た学生の武器を持っている右手首をひねり上げる図)というのが面白かったです。
今は国家としては存在していないプロイセンですが、ドイツ統一のために奮闘した歴史の一端が知れて中々面白い一冊でした。興味のある方はぜひご一読ください。

また、ドイツと言えばメルケル首相が引退されるようですね。
旧東ドイツ出身で自由と民主主義、人道主義を重視した政治指導者…と、色々と経歴等が調べると出てきますが、個人的にイメージとして強く残っているのが、昨年のコロナ禍においての演説にて、「あなた」と二人称で、医療従事者や一般への感謝を述べていたことです。ドイツ国民ではないものの何となく胸を打たれるものがありました。

そんな女性の政府首脳ですが、調べてみると世界各国において現在はメルケル氏を含めて17名の方が現職でおられるようでした。
日本も自民党総裁選で2名の女性が立候補されていますが、どうなるのでしょう?
日本の女性管理職比率などはG7の中でも最低という状況ではありますが、テレワークの浸透や働き方改革によってさらに女性の活躍が進むことは間違いありません。
メルケル氏がEUを引っ張っていったようにはいきませんが、女性の背中を押すぐらいのことはしていきたいなと思った次第でございました。