BOSSブログ

暖かい秋晴れの金曜日☀️

 

(前回より)

面接時にNさんより「ところで、卒業は大丈夫ですか？」と心配そうに聞かれた。6年時、必要な単位数は40、履修単位数も40。1科目も落とせない…それは実に綱渡りのようなものだったのだ。普通なら、絶対に採用されない状況。絶対絶命？の中、色々とスッタモンダあったが、とにかく卒業に漕ぎ着ける事ができた。ある意味、奇跡的❓私は「ツイテいる」のかもしれない😉

入社式当日、Nさんより「おめでとう㊗️良かったね」と声を掛けていただいた。お恥ずかしい話だが、ホント嬉しかった「これからは、ちゃんとしなくてはいけないな。」と改めて思った。

入社翌日から、早速新人研修だ。神奈川県「湯河原荘」という研修施設に3ヶ月間の缶詰め🥫　昔の軍隊式のような訓練もあり、キビキビした行動や大きな発声が要求される事も多かった。そこは、応援団出身！オテノモノだ。気合い充分なところは、高評価をいただいたが…他の研修はサッパリで、追いていけない感が焦りを誘った。商品説明発表会、問題解決演習…特にグループでディスカッションする演習は、完全に孤立していた。何をどう話せば良いのか？話そうとしてもタイミングを外してしまう。周りの人の発言を聞くのが精一杯で、ほとんど声を発する事ができない。そのうち、グループ内で浮き上がってくる。その頃のことは忘れず、今でもハッキリと憶えている。やはり、落第生はダメなんだ…などとドンドン自分を慰めて腐っていく。典型的な甘チャンだった。お話しにならない。あの頃の自分に伝えたい。逃げてばかりいないで、前を向いて戦え！と。暴力はダメだ。人間は言葉を操る動物なのだから、もっとロジックを磨きなさい！と。自分からも人からも逃げるな！と。そんな事で毎日が苦痛であった。

そんな中で、面白かったのは「耐火金庫販売演習」。 小田原市内で各自エリアを担当し、実際にセールスをする。名刺を作り、自らのエリアを一斉にローラー活動するわけだ。私は2日間で金庫を3台売った。6万円の受注である。オレ、意外に営業向いてるかも…？なんて調子に乗ったりした😁（笑）3件とも”おばあちゃん👵” 初めは胡散臭そうに思われたが、「1台も売れなかったら、クビになってしまう…（笑）」ほか身の上話等しているウチに何となく気に入られたのだろう😉

1984年同期入社は確か男性79名、世間では我々世代を「新人類」と呼び、先輩達からは「最近の若いヤツらは一体何を考えてるんだか解らん！」と揶揄されたものだ。しかし、そんな私も後年は同じようなことを言ってきたし、そういう諸先輩方だって昔は…歴史は繰り返すモノだ😁（笑）

 

…つづく