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BOSSブログ

2024.03.05 【創業時代を想って】

まだまだ寒い火曜日🌤

 

朝刊を読んだ。日経平均価格が4万円を超えたという。バブル景気を超えた史上初めての事である。世界的にも突出していて、誰も経験した事がない。主な理由は円安やインフレもあるが、AIほかIT技術の発展に伴った半導体市場の活況が1番の要因なのだろう。果たしていつまで続くのか?。まぁ、とにかくDX事業の裾野は今後も大いに広がって、近藤商会の目指しているコンサルティングビジネスもやり方次第で、ますます発展し成功する可能性は高い。それには、成長を続ける個々人で創られるチームの活躍が欠かさない。成熟した人物同士が融合してはじめて組織が活況を呈し、業績は伸びるのだ。

 

近藤商会には「親睦会」という組織がある。文字通り、社員の親睦を図る目的で50年以上前からある組織である。内規としてルールもキチンと決めてあるが、会社とは会計も運営も切り離されている。そこが微妙なのだ。入社すると全員が自動的に入会する仕組みになっていて、月々会費も天引きされる。毎年、社員の中から幹事長と幹事が選ばれる。それで、毎年ボーリング大会やパークゴルフ大会や色々な行事が企画される。これがまた楽しいのだ。私も含め皆、改めて考えた事は無かったと思う。しかしながら…今の時代、色々問題になる事もありそうだ。例えば、土日に行事を開催した場合、それは休日出勤扱いになるのだろうか?親睦会で旅行に行った場合は、どうなるのか…?なかなか難しい時代になってきたように感じてしまう😅私個人としては「親睦会」は賛成派である。何より楽しいし、室蘭や苫小牧のメンバーの顔も見ることができる。

私としては親睦会といえども会社行事という解釈で構わないのではないか?と思っている。事件や事故が起きた場合、やはり会社が絡まなければならないからだ。難しいのは、親睦会内の決議は民主主義で多数決で決まる事だ。予算内の企画であれば、社長といえども決定権は無いのである。

何故、先人達が「親睦会」を作ったのか?それに思いを馳せてみる。終戦直後、祖父が一念発起の思いで会社を起こした。資金も十分に無かったので親族中に出資をお願いしてまわり、何とか19万5000円をかき集めた。これを元手に7人でスタートしたが、得意先開拓や商品調達もなかなか思うようにはいかない。回収も官公庁は盆暮れ2回しか払ってくれず、銀行にはまだ信用も無く資金繰りも厳しかった。メーカーも前払いをしなければ商品を送ってくれない。それでも皆で朝から晩まで頑張って働き続けなら、少しずつ売上を伸びてきた。徐々に世間から信用も付いてきた。そんな矢先、火事により社屋が全焼し、在庫品も全滅した。当に「好事魔多し」である。絶望感の淵で、また必死に皆で寝ずに働いて…その数年後、再び見事に立ち直ったのだ。ほとんどが、30歳前後で皆若かった。一緒に寝泊まりし、同じ釜の飯を食う…一種の家族的な一体感が生まれてきたのだろう。そこから自然に「親睦会」が生まれたんだよ、と私は聞いた。そんな先人達の苦労の跡に、「現在の我々は、その上にのうのうとアグラをかいてはいないだろうか?タダの仲良し会になっていないだろうか?」と自分自身に問い直してみる。

私は法を守る経営を実践している。法は遵守する。が全ての法が正しいと思っているわけではない。日々、それらに向き合い悩みながらも自分が一番正しいと思う選択をしている。だから「親睦会」の在り方も見直してもらいたいと思う。

他の会社のルールや内規等も全て同じである。時代と共に変えるべきモノは変えた方がいい。少なくとも私はそうやってきた。しかし、現在あるルールはその時代に、私を含め誰かが「これをヤルと会社有益!」という視点で作ったものばかりだ。変えるのは簡単なのだ。しかし、「何故コレが出来たのか?」当時を訪ねて先人達の思いを知った方がいいだろう。より良い改善に繋がると思う。

私の好きな言葉「温故知新」とはそう言うモノだ😊

 

※オマケ

明日からの出張に備え、生まれて初めてアイロンをかけてみたヨ♬ 意外にカンタン♬😁