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BOSSブログ

2024.04.04 【アスクル改革① 】

今日も暖かい水曜日🌤

 

(前回より)

https://www.kond.co.jp/presidentblog/presidentblog-20380/

 

2007年、アスクル社から担当のKさんがやって来た。クレバーな若い人だ。我々の話を聞いて「まさか⁉️」とビックリしたようだ。「全てを捨ててアスクルに一本化する!」事務機ディーラーで全国でもこんな事例は過去に無いらしい。ほとんどのエージェントは現状ビジネスを崩さずに継続し、新規開拓にのみアスクルを乗せていく、そんな策を取るケースが多い。「もし失敗したらどうなる?」そのリスクが大きいからだろう。

私の考え方は少し違った。このままだと将来的に衰退して、存続が厳しくなる可能性がある。そうなってからでは遅い。私を良いと思って追いてくる社員が路頭に迷ってしまうからだ。それだけは死守しなくてはならない。そして、ビジネスは他人がやらない事をやるからこそ価値がある。新しいことで成功するならば、更に我々が際立つ。失敗する事は怖くなかった。戦いは、たとえ劣勢になっても勝つまでやめなければ負ける事は無い。ただし、闇雲に突進するのは愚の骨頂だ。最悪の事態を念入りに想定し、その準備を進めていく事が大事である。成功した時の近藤商会と自分を常にイメージしていた。

しかし、経営会議では皆の意見が大きく分かれた。賛成派、反対派、中間派もいる。「顧客も社員も追いてこれない。皆、離れてしまって業績が激減してしまう!」しかし私は前例の無い決断をした。「近藤商会60年間の屋台骨が崩れるか?それとも、アスクルで生まれ変わり、苦しむかもしれないが更に発展成長するのか?」その瀬戸際だと冷静に考えて、私は舌鋒鋭く皆を説得して決断を下す。丁寧にコンセンサスを取ったとは思えない。当時の私には年長者を納得させるような技術も人望も備わっていなかった。

準備に不足は無い!それくらい考え抜いて企てたシナリオ。しかし、そう簡単に上手くは運ばないのだ。始めに対象社員の整理解雇である。T経営コンサルタント・労働基準監督署・顧問弁護士等に合法確認をした。そして全員に理由説明・退職金・条件提示を礼儀正しく行う。今でも辞めた人たちの顔を思い出す。私が廊下を歩いている時「この会社、社員を解雇しやがった!酷い会社だ!」と休憩室の方から誰かの叫び声が聞こえた事もあった。

「全員アスクル!日売り400万!」残った社員と共に毎朝唱和した。だが、今日も明日も明後日も日売りが、220万を超える事がない。そんな沈滞ムードの中、また連鎖的に退職者が続出する。100人→85人に減った。社内に動揺が走る。私は必死にアスクル改革の意義を説明する。が、一生懸命やればやるほど「ヌカに釘」という感じだった。

「クソ〜!でも焦ったら、負けだ」気持ちを切り替える事にした。「口で言うより、自らの実績で証明するしかない!」と。これから、私の巻き返しが始まるのだが、それは次の話😅

そして、ちょうどこの頃に偶然出逢ったのが「ポッキー🐶」なのである😁

 

続いて、「四面楚歌」のお話しをする。まだまだ、苦難の道のりは続く。

(次回へ続く)

 

※オマケ

「TU TU☕️」のテラスで🐶🐩♬😃