2024.02.07 【前職⑥ SE時代 -後期】
気温2℃のぽかぽか陽気な水曜日☀️
久しぶりの【前職シリーズ】
https://www.kond.co.jp/presidentblog/presidentblog-17824/
( 前回より続く)
その近藤復三郎が創った近藤商会が今年3月で100周年を迎えるのは、感慨深い。突き詰めると、大叔父が起業してくれたお陰で現在の私があるのだから。私はお葬式には出席しなかったが「今までの甘さを恥じて気持ちを切り替えて頑張っていかなくては」と思ったのを覚えている。
SEの仕事に少しずつ自信がつき始めた。しかし、「オマエ、まだまだ仕事に対する姿勢が甘いよ!」と先輩達。まぁ確かにその通りなのだ。どの世界においても競争社会の中で、人は自分より弱い人間を舐めてかかるものだ。「自分の強みというものが無いから他人に舐められるんだ。何か自分の得意技を見つけよう!」親身になってくれた先輩がいて相談してみた。
「人事管理」と「財務管理」に目をつけた。ほとんどのSEは流通系「販売管理システム」構築を第一義としていた。この2つは、二番煎じ的な扱いだったが、「あらゆる業種において経営に直結する最重要な業務だと思うよ」とその先輩は言った。
管理系部門の現場を覚えるから始める。まず「給与計算の実務」本を買い、月齢給与・社会保険・賞与・所得税・年末調整・確定申告…年間実務を頭に叩き込む。それから、人事部へ行き、疑問点や理解しづらい点を徹底的に潰した。次に、退職金・就業規則・採用…人事制度設計全般に段々と興味が湧くようになった。
財務会計については、「日商簿記3級」を受験し合格した。「明解日商簿記」を買い、仲間を集い、全員で合格しよう!と私が先頭に立って、毎週末の夜、勉強会を開催した。
合格後、父に頼んで近藤商会の決算書をもらった。面白くなってきた。会計の仕組みがわかるようになると、経営分析に興味を持つようになった。「日経会社情報」を片っ端から読み始めた。
当時は残業代などつくわけもないが、帰りが毎日23時を過ぎても、私はとても楽しかった。自分が成長している、と生まれて初めて実感したような気がした。
数年後、某コンサルタントの先生に企業経営について教えを乞う。中小企業診断士の資格取得にチャレンジしようと思ったが、営業職に異動したため、辞めた。
「転機」という言葉がある。この時の体験が、後に「経営者になろう❗️」と後押しをしたと言っても過言では無い。
※オマケ🐶
5歳の頃、”家政婦は見た⁉️”😆(笑)